LABORATORY
データコラボレーション解析技術の応用研究:Co-Creative Informatics実現に向けて
Smart Wellness Community実現に向けた取り組み
つくばみらい市との取り組み-地域とリンクした課題解決へのアプローチ
新技術×伝統建築ー八郷研究拠点における実証研究ー
ーカーボンニュートラルと移動の自由に繋がるモビリティ社会の実現に向けて
天塩町×天塩高校×筑波大学高大連携事業
アカウンティング・インフォマティクス(会計情報科学)の基盤研究
CLASS
プレイスメイキング
俺たちの/私たちの筑波大学学生宿舎の提案:当事者目線で考えるプレイスメイキング
概要:筑波大学学生宿舎は、筑波大学の開学以来多くの学生の居住の場となってきた。その規模は約3,700戸と国立大学においては最大級であり、一の矢、追越、平砂の3地区から成る独自のコミュニティを築いてきた。しかし、大学開学から50年が経過し、設備の老朽化に加え、周辺の不動産供給やTX開通に伴う空き室の増加から、入居率は低下し、学生宿舎は現在岐路に立っている。こうしたなか、大学は、一の矢学生宿舎を廃止し、追越・平砂学生宿舎に集約した上で、全住棟を建て替える大規模な計画を検討している。 学生宿舎の再編を考える際、考慮すべき事項は多い。学生宿舎の担うべき社会的機能(困窮者のためのセーフティネットか、高付加価値を付け、新たな大学のウリとするか等)、シェア居住・多文化交流など新しい暮らしが提案されるなかで目指すべき共同居住の形態、オンラインが通常となった大学の学びの形態の変化への対応、周辺アパート等と比較した需要の予測や適切な家賃の設定、自転車移動の動線計画や住棟の配置など、多方面への目配りが必要である。また、現行の宿舎地区は、キャンパスマスタープランに基づき都市デザインの思想が反映された住棟配置がなされており、それを遺産としてどう継承していくべきかといった視点や、SDGsの観点からの広大な緑地のあり方なども重要な論点である。 このような状況を踏まえ、本講義では、筑波大学学生宿舎を対象に、「俺たちの/私たちの筑波大学学生宿舎の提案」を目的としたグループワークを行う。学生宿舎に対し、専門家でもあり、当事者でもある学生の立場から、将来にわたり筑波大学の良好なストックとなりつつ、学生が住みたいと思えるような学生宿舎を提案してほしい。